『想いを聞き、心で感じ、筆で生かす』
目次
AI時代に、私が書き続けたい「血の通う文字」
AIの進化が、どんどん身近になってきました。
文章を書く。
画像をつくる。
デザインを考える。
そして、筆文字さえもAIで生み出せる時代です。
「これから筆文字の仕事はどうなっていくんだろう」
正直、そんなことを考えることがあります。
これまで当たり前だった「人が文字を書く」という仕事も、これからはAIによって大きく変わっていくでしょう。
では、筆文字ロゴを仕事にしている私は、これからどうしていくのか。
私は、AIと競争するのではなく、AIの波を味方につけていきたいと思っています。
そして、自分にしかできない仕事を、もっと深くしていきたい。
それが、
「その店にしかない、世界で一つの文字を書くこと」です。
店名には、店主さんの想いが詰まっている
私がこれから大切にしていきたいのは、ただ店名を筆で書くことではありません。
その店を始めた理由。
店名に込めた想い。
どんなお客様に来てほしいのか。
これからどんな店にしていきたいのか。
店主さんが大切にしていること。
これからの展望。
そんなことを、できるだけたくさん聞きたい。
なぜなら、同じ「文字」でも、その背景によって書き方は変わると思っているからです。
力強く書くべき店もあれば、静かに書くべき店もある。
温かさを感じる文字が似合う店もあれば、潔さや緊張感のある文字が似合う店もある。
だから私は、ひとつの店名に対しても、何通りも書き分けます。
そして、
「この店なら、この文字だ」
というところまで考えていきたい。
「上手な文字」だけではなく、「意味のある文字」を
AIは、これからますます進化していくでしょう。
きれいな筆文字も、かっこいい筆文字も、短時間でたくさんつくれるようになる。
だからこそ、私は「字が上手い」ということだけを、自分の価値にはしたくありません。
私が届けたいのは、
その店の想いから生まれた文字。
店主さんと話し、店の空気を感じ、その想いを受け取って、自分の手で一本一本の線にしていく。
完成した文字だけではなく、そこに至るまでの時間も含めて、一つのロゴだと思っています。
「血の通う文字。生きた文字。」
私がこれから大切にしたい言葉があります。
「血の通う文字」
そして、
「生きた文字」
です。
文字は、ただの形ではないと思っています。
一本の線には、書いた人の呼吸があり、力の強弱があり、迷いがあり、決断があります。
同じ文字でも、誰が、どんな想いで、どんな場所で書くのかによって変わる。
だから私は、これからも「その店のためだけの文字」を書いていきたい。
世界に一つしかない店。
世界に一つしかない想い。
そして、
世界に一つしかない文字
そんなロゴを、店主さんと一緒につくっていきたいと思っています。
AIを敵にするのではなく、味方にする
私はAIを否定するつもりはありません。
むしろ、これから積極的に使っていきたい。
情報を整理する。
アイデアを広げる。
伝えたいことを言葉にする。
仕事を効率化する。
AIに助けてもらえることは、どんどん助けてもらえばいい。
でも、最後にその店の想いを受け取り、何を残し、どんな線にするのかを決める。
そこには、自分自身が関わっていたい。
AIに仕事を奪われないために、AIを拒むのではなく、AIを使いながら「人にしかできない部分」をもっと深くする。
それが、これからの私の進む道だと思っています。
これからも、店主さんの想いを一本の線に
これから先、筆文字を取り巻く環境は大きく変わっていくと思います。
でも、
「自分の店の想いを形にしてほしい」
「自分たちの店にしかない文字をつくってほしい」
そんな依頼は、これからもなくならないと信じています。
だからこそ、
「筆文字を書く人」から、
「店主さんの想いを文字にする人」へ。
私自身も進化していきたい。
AIにはAIの得意なことがある。
人には、人にしかできないことがある。
その両方を味方につけながら、
私はこれからも、
『想いを聞き、心で感じ、筆で生かす』
をモットーにやっていきます。
そして、店主さんの想いが詰まった一文字が、何年、何十年先も、その店の「顔」として生き続けてくれたら。
それが、筆文字ロゴを仕事にする私にとって、何より嬉しいことです。
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